1年間を振り返って:残すところ後1年

平成20年度5年学年委員長 高木 優

29回生、平成20年度学年委員長を努めさせて頂きました高木です。
29回生は、赤塚公園の森に住む福朗氏※ 曰く、近年まれに見る元気な(いろんな意味で)学年だそうです。その勢いは、学年が進むごとに増し、試行錯誤しながらも自己解放をどんどん進めてきた様に見えます。また、同時に、感心なことに、自己制限も出来る様になり、責任感も増してきたようです。尤も、本学年にしか子供が茗溪にいないので、他の学年との比較は容易でありませんが、長年茗溪生を見守っている福朗氏の観察力は、的を射ていると思います。5年生は、進学が関係するので、もう同じクラスになれない友達が出来てしまうことを受け入れ、新しいクラスが始まりました。これから記載する内容の大半は、子供からの情報なので、バイアスが入っているかも知れませんが、悪しからずご了承下さい。
5年生としての新年度は、自己陶酔した新入生入学式歓迎合唱に始まり、桐創祭でまず最初の盛り上がりを迎えました。5年次は、昨年度と違い、個人課題研究(通称コジケン)という大きな課題があります。そのため、桐創祭の準備に集中できないかと思いきや、全くそんなことはなく、準備に明け暮れていたようです。その集中力や、すごい。毎日聞く話では、桐創祭当日までには、決して完成しなさそうで。しかし、それは、単に杞憂に過ぎず、ごく自然に遅れているパートを他の担当者が手伝って無事完成したとのこと。結構連帯感もあるのね、感心です。
※福朗氏=29回生学年主任内窪先生


5年生の大きな行事は、コジケンと海外研修旅行です。福朗氏のホームページ※※ を拝見していると、先生方の下見視察が盛り上がっているように見受けられましたが、本番では、生徒の興奮ぶりが目に浮かぶような充実かつ楽しい研修旅行だったようです。帰国後、父母のみなさんからは、普段学校のことを聞いても余り話してくれない生徒が、自分からどれだけ楽しかったか、どんどん話してくれたと伺いました。もちろん我が子も。単なる修学旅行では、経験できない茗溪学園ならではの研修旅行だったようです。主役は、生徒ですが、それをプログラムされた先生方に感謝です。
※※福朗氏のホームページ=29回生の保護者向け学年ホームページ
コジケンは、すばらしい課題です。現時点では、まさに茗溪学園でしか成し得ることが出来ない課題でしょう。同時に、生徒諸君は、大変な努力を要求されます。先生方のご尽力はもちろんのこと、家族もしかり。締め切り間近でイライラしたお子様に困られた父母の方もあったようです。でもでも、1月末の個人研究課題発表会では、多数の発表希望者が、見事な発表を行ったとのこと。さすが茗溪生。何度この言葉を言っても飽きないですね。最近、生物関連の学会で高校生発表ブースを設けている所があり、そこでの高校生の発表には、すばらしいものが見受けられます。茗溪生を含め、このような積極的、優秀な高校生がもっともっと育ってくれれば、日本は安泰です。
2月には、茗溪生として最後の短期入寮。そして六送会。某生徒曰く「楽しんだ、盛り上がった、感動した」そうです。尤も、六年生はどう感じてくれたかについては、教えてくれませんでしたが、福朗氏のビデオを拝見すると、某生徒が教えてくれたその通りだったようです。
さてさて、20年度学年委員長としては、満足な活動もせず、もう少し何か出来たのではないかとういう感と努力不足を反省しています。21年度最後の行事に向けた充電時間と考えれば良いと暖かい言葉を頂きましたが、早いもので、今年は、29回生の最終学年になります。正直言って大変寂しい気がします。出来ることなら、学年全体の父母の輪をもっともっと広げたいですね。このすばらしい教育を行っている茗溪学園に関わりを持てたこと、また、多くの父母の方々とお知り合いになれたことに感謝して、学年委員長の締めくくりとします。29回生学年委員の皆様、副委員長の深田さんを含め、皆様に感謝します。ありがとうございました。