42K(高3)の運動会

現高校3年はオーストラリア研修旅行の予定が国内研修旅行に変更になったものの、結局研修旅行自体がなくなってしまいました。その代わりとして研修旅行委員で企画したのが運動会です。令和4年度始業式当日に行われた運動会に何人かの学年役員さんも写真・動画撮影のお手伝いをしました。運動会の様子をご寄稿いただきました。

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小森谷佐弥香 (42K学年委員)

2021年度も学校行事の縮小、変更、延期、中止と辛い連絡が続きました。コロナの影響により、42Kは恒例の高校2年時オーストラリア研修旅行に行けず、研修先を九州に変更して各グループでルートを決めるなど準備をしていました。しかし、第5波の影響で九州行きも中止。代替案として年明けにスキー研修旅行の計画もありましたが、こちらも第6波で中止・・・。子どもたちの失望はいかばかりか。親としては慰めるしかない状況でした。

しかし、そのままにしておかないのが茗溪生!と言ったところでしょうか。
研修旅行はなくなってしまったけれど、5年生の間に何かみんなでできる学年行事をしたい、と考えた研修旅行委員が、『運動会』をしよう!と学校に提案したそうです。生徒たちの逞しさに本当に救われた、と学年主任の先生は、当日撮影のお手伝いをしに行った私たち保護者に何度もおっしゃっていました。

 運動会は学年末最後の3月14日の予定でした。が、今度は校内において感染拡大が見られたため延期。春休み明けの4月7日に行うことになりました。ここでもまた、子どもたちは「延期した方がメリットが多いよね」と前向きに話していたそうです。

「4月になれば暖かいからクラスTシャツで運動会ができる!」
「感染が落ち着いてからの方がみんなも安心する。」
「D組の留学生が入国できれば一緒にできる!」

さらなる延期をポジティブに捉え、前を見て進む姿に、先生たちの方が元気づけられたそうです。

さて、4月7日は見事な春日和となりました。本当に気持ちのいい天気の中、開会式、気合の入った(?)準備体操、そしてみんなの緊張を解きほぐしつつもやる気を引き出すユニークな選手宣誓と続き、いよいよ以下3つの種目で競い合いました。クラス対抗戦です。

1.「綱引き」トーナメント制
2.「棒リレー」2~3人で棒を持って横並びにスタート。50mほど先の三角コーンをぐるっと回って戻ってきて次のメンバーに棒をつなぎます。外側の人が一番大変みたいです。
3.「選抜リレー」クラスの代表者8人が男子→女子→男子・・とバトンをつなぎます。

綱引きでは担任の先生の応援の熱さも大事なポイントのようでした。「オーエス」ならぬ「ソーメン」と声を合わせたクラスや、最後尾の男子生徒が体に縄を巻き付けたまま引き摺られていく一幕も。
棒リレーは意外と難しいようで、足の速い子についていけず、途中から棒を離して追いかけるように走る男子や、コーンを周るときの遠心力がきつくて元気よく叫ぶ女子があっちにもこっちにも。選抜リレーの代表選手は気合入りまくりで全力疾走!ビデオカメラが追い付きませんでした。

最後にエキシビションとして先生対生徒のリレー競争がありましたが、生徒たちは余裕綽々。途中で止まって先生を待ってあげ、なんと連続の側転で競う選手もいました。
閉会式では今日の感想を言い合うインタビューが行われ、優勝クラスから景品(先生たちが私的に用意してくれたのです)をそれぞれ楽しみながら選んでいました。

当日の様子は42K学年委員の中からカメラ係、ビデオ係の保護者が駆けつけ撮影しました。写真はすでにギャラリーにアップされていますが、動画の方は目下、編集作業中です。
こちらも出来上がり次第、保護者の皆さまにお届けしたいと考えています。

子どもたちも私たちも、コロナ危機という未曾有の困難を経験したことで、小さな幸せを幸せと感じられるようになった部分があると思います。この経験を活かし、あと残りの数か月、思いっきり高校生活の最後を満喫してほしいと思います。