茗溪学園では、各学年ごとに父母に集まっていただく父母会を年に3回ほど行っています。そのうちの1回は父母が自ら企画して開催しています。4年生(高1)で企画された父母からの寄稿をいただきました。
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中田博通
平成31年 3月2日(土)に、4年生(高1)の学年父母会がアゴラホールで開催されました。茗溪学園の学年父母会は、基本的には5月の父母会総会の日と、各学期末(9月、3月)に行われます。5月と9月は学校が主催となり、3月(学年末)の学年父母会は、父母会が主催となって、色々と趣向を凝らして内容を決めて行うのが通例となっています。今年度は、子供達から授業が非常に面白いと評判の社会科の木村昌司先生にご講演をお願いいたしました。
さて当日、副校長の杉山先生のご挨拶、学年主任の岩村先生から40回生から制度が変わる大学受験のお話に続き、メインイベントである木村先生から「世界を旅する地理教師」と題してご講演をいただきました。
子供達の話では、民族衣装に身を包み授業をされると伺っていたのですが、さすがに今日は控えめで、各国の国旗がデザインされたネクタイを着用されての登壇でした(残念!)。
お話は、高校時代にもともと理系だったのに文転されて社会(地理)に進路を変更されたきっかけとなったエピソードから、写真を交えて面白おかしくスタートしました。次いで、季節外れの雪に見舞われた四国、駅のベンチで野宿した北海道など自転車で国内各地を旅行された時の話へと移りました。このころには、参加した父母だけではなく、普段話を聞くことがない学年の先生方も、その面白いエピソードと話に惹きつけられていました。
そしていよいよタイトルにもある海外旅行の体験談に移りました。初めての海外は学生のときのドイツ、そして反日で沸く時の中国と体験され、現地で何を感じたのかなど、少し重たい話も軽妙な口調で紹介されていました。そのあとは、インドや南米での少し危険な体験談と、でも現地の人の温かさに触れたエピソードなど、あまり都市や観光地ではない世界各地の写真と話を楽しく伺うことができました。
これからも世界各国に行かれるそうですが、ある理由からローマだけまだ行かないとのことでした。
約1時間のご講演も、あっという間に終わってしまいました。先生ご自身が実際に体験されたことを授業で直接教えてもらえる子供達は幸せだなぁと思ったひと時でした。