この一年・講演会~ともに教育を考える~

平成19年度水海道地区父母会広報担当
中島 栄子

水海道地区父母会は、今年度より新たにつくばみらい市(旧伊奈町)の父母の方々にも参加していただくことになり、常総市、坂東市、千代川地区、つくばみらい市、境町、八千代町の父母で構成されています。会員相互の親睦と、父母と学園との緊密化を図ることを目的として活動してまいりました。

講演会 『ともに教育を考える』
日 時 : 平成19年10月27日
場 所 : 常総市生涯学習センター
講 師 : 茗渓学園中学校・高等学校
教頭  山本 茂先生
本学園の山本 茂教頭先生を講師にお招きし「ともに教育を考える」というテーマで、講演をしていただきました。


テレビ・ビデオ・ゲーム・ケータイ・ネットの病理、消費主義、学びからの逃避、いじめ、不登校、ホテル家族という子供達を取り巻く社会、教育環境の問題や質の高い教育制度のフィンランドの取り組み、また茗渓学園の行事や子供達の様子等たくさんのお話をしていただきました。
今時の中学生は…、高校生は…、と親の目も変に慣らされ問題軽視になっていないだろうか? 「極度に競争的な教育制度」により、寄り道ができない、挫折ができない子供達のストレスは、どこへ向けられていくのだろうか? 親も現実を直視できずにいるのではないか? 先生のお話を伺いながら考えさせられました。しかし、茗渓学園の行事に話が進み子供達の様子を伝えていただくうち、受験重視で学校行事を極端に失くしているという学校も多くある中、ゆるぎない教育方針に基づき茗渓学園ならではの教育をして頂いている事に今更ながら感心しつつ、安堵した次第です。
講演の中で、「教育はどうあるべきか」まずは家庭、教員が上手にコミュニケーションをとり一緒に教育する(共育)の大切さを先生はお話くださいました。地区父母会も、その一役を担うべく活動をしていきたいと思っています。
お忙しい中、講師を引き受けていただいた山本先生に、御協力、御参加いただいた父母の皆様に感謝申し上げます。