高1 (44K) 職業観セミナー

このほど高1に対して職業観セミナーが行われました。毎年行われている行事で、高1の親たちがそれぞれの職業についてどんなことをするのか?どう考えてその職業に就いたのか?を話して進路選択をする時期に差し掛かる高1に自分たちはどうするのか?を考えてもらうきっかけにしてもらいます。子供たちだけではなく、親も得るものがあると双方にとって好評な行事となっています。今年講師をされた保護者の方からご寄稿いただきました。

—————————————————————-

後藤美穂

7月中旬に学校の各教室に分かれて職業観セミナーが行われました。行われるきっかけとなったのは、17回生の父母の方からの提案によるものだったそうです。主旨としてはそれぞれの職業はどんなものか、どのようにしてその職業についたのか、高校生時代はどのように過ごしてきたのか、なぜその職業に就きたいと思ったのか、働いて生きていくということはどういうことなのか、など直接身近なお父さん、お母さんからお話を聞くことができる!ということです。講座は28講座設けられ、その中で1講座は海外からオンラインでの講座となりました。
私も1つ講座を担当しました。何十年も前の三つ編みの自分の高校1年生の頃を思い出してみることからはじめました。高校1年生の時自分の将来について考えていたのか?何に夢中になっていたのか?毎日は楽しかったのか?などなど。当時の私には将来を考えるきっかけとなるものは、なかっ
たのではなかろうか。

茗溪生は幸せだな~と思いながら、何を話し、何を伝えたいのか、伝えられるのか悩みに悩んで資料を作成しました。作成中自分の熱量はMAXを示していましたが、いざ生徒の前に立ち、話し始めると生徒の熱量に圧倒されみるみるうちに吸い取られ、講座の終了と同時に0%になるくらい疲れ切っていました。半世紀生きてきた自分を見直し、高校生の皆さんに何か1つでも伝えられたのか、簡単に講師を引き受けてしまいましたが、終了後も何かスッキリしない感じが残っていました。
しかし講座を受講された生徒さんから直接お礼状をいただいた時、ようやくスッキリしてきました。本当によく話を聞いてくれて、1つでも伝えたいことが伝わっていたのかなと。
各教室を回ってどんなことをお話になっているか、拝見してきました。もっともっと色々な職業のお話を、高校1年生の私も、今の私も聞いてみたかったです。今回このような形で参加できたこと、とっても幸せな時間をいただいたことに感謝です。ありがとうございました。