「この一年」

平成18年度水海道地区父母会広報担当
笠原 弓子

総会及び地区父母会
日時 平成18年6月24日(土)
場所 ホテルグランド東雲1階「平安の間」
新緑が風に揺れる清々しい日。教頭先生、各学年の先生方をお招きして、総会及び父母会、並びに懇親会を開催しました。先生方からは、学園事情や学年ごとの行事、それに生徒事情についてお話がありました。学年によって随分とカラーが違うのだなと妙に感心したり、受験戦争という現実を直視しつつも、なお様々な価値を認めようとされる先生方の姿勢に、有難さや信頼感を覚えた父母も少なくなかったと思います。学年ごとに円卓を囲んでの懇談では、先生方とより打ち解けた雰囲気の中、子供達の様子を伺うことができ、より先生達が身近に感じられる時間となりました。また、食事をしながらの懇親会では、同じ地区に住みながらも、なかなか接触の機会のない父母同士の交流の場となったようです。
講演会「茗溪生のころとエジプトの話」
日時 平成19年2月17日(土)
場所 常総市生涯学習センター
講師 茗溪学園教諭榊原里佳先生
先生は、早稲田大学在学中、吉村作治氏の調査隊に参加されており、発掘現場での興味深いエピソードの数々をご披露くださいました。
小学生の頃にエジプトに惹かれ、思春期、青年期とその純粋な思いを大事に育み、まさにエジプトが現実となるまでのエピソードは、聞いている私達に、遠い日の憧れの感情を思い出させてくれたり、何か奮い立つような気持ちの高まりを感じさせてくれたりと、素晴らしいものでした。発掘現場でのエピソードは、一つたりとも聞き逃すことのできない新奇で楽しいものばかりで、内容もさることながら、体験した方でなければ伝えられない雰囲気までも丁寧にお話くださいました。国立科学博物館でエジプト展が開催されていたこともあり、参加者からは、エジプト文明に関する質問や感想が活発に出されました。


最近訪問されたトルコのお話、茗溪学園卒業生ということで、生徒と教師の両方の視点で見た茗溪学園の特色、全国的に問題となった高校世界史の未履修問題とテンポ良く、歯切れ良くお話が進み、あっという間に時が過ぎた感じを受けました。なお、茗溪学園において世界史未履修問題は全く起こりえないことであり、却って、世界史を他の教科と有機的に結び付けて展開するような授業を模索しておられるとのことで、茗溪は世情に流されぬ確固とした教育方針を持っていると今更ながらに感心した次第です。
懇談会では、先生を囲んで会話も弾み、時間の経つのがとても早く感じられました。
あっという間の一年でした。これからも参加して良かったと感じていただけるような父母会活動を目指して頑張りたいと思います。
最後に、お忙しい中、快く講師を引き受けてくださった榊原先生、御参加くださった父母の皆様に心から感謝申し上げます。