茗溪学園 父母会

第43回入学式感想

昨年同様、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が心配される中、迎えた春。茗溪学園のシダレザクラが咲く中、第43回入学式が開催されました。今回は、中学一年生(46回生)父母のお二方より、当日の様子や式典に参列されたご感想をいただきました。

【寄稿1:46回生父母】

コロナ禍中の入学式がどのような形で行われるだろうと期待と不安が半々の気持ちで入学式当日を迎えました。

4月8日は朝からお天気も良く、ひたち野うしく駅からスクールバスで学校に到着すると入学式の看板前での撮影行列ができていたので、照れる娘を説き伏せて我が家も撮影の列に並び記念撮影をしました。

会場の体育館はそれぞれの椅子が互いに1メートル間隔を保てるように並べられていて、それがかえって視界良く、出入りもしやすくとても良かったと思います。

開始時刻近くに室内楽の演奏が始まり、先生方や来賓の方々に続いて、新入生が入場してきました。新入生たちが入場時のみマスクを外すというご配慮はありがたかったです。

お祝いの言葉の中では「人生の椅子取りゲームではなく、人生の椅子探しをしてください」という宮崎校長先生のお言葉がとても印象に残りました。人生の椅子を一所懸命に探し続けていればそれはきっと幸せにつながるのだと思います。椅子取りゲームに強くなれるように指導する学校ではなく、椅子探しを導いてくれる学校を選んで良かったと思いました。

校歌斉唱の代わりに流れた卒業生たちの歌う四部合唱の校歌も、室内楽部の歓迎演奏も素晴らしく、楽しく拝聴しました。娘は演奏を聴いて室内楽部に興味を持ったようです。

お昼ごろにはお弁当を持って解散となりましたが、これからの学園生活が楽しみになるような入学式だったと思います。

【寄稿2:46回生父母】

学園のしだれ桜がうららかに舞う佳き日に、中学新入生の保護者として第43回入学式に参列させて頂きました。

式典は在校生による室内楽演奏の中、高校26名、中学225名の新入生入場で始まりました。
親の気持ちを察してくださったのか、その時だけはマスクをはずして、ゆっくりと歩いてくれたので、成長した我が子の姿を無事カメラにおさめることができました。

式典で印象的だったのは、宮崎校長先生の「幸せの定義」のお話です。

『新入生の皆さん、自分にとって幸せなことは何ですか?』
この問いで始まったお話は、

私たち保護者世代は、偏差値や収入、ポジションを幸せを測るための軸としてきた。しかし、幸せには様々なものがあり、自らの興味関心で進学したり、職業を選ぶのも幸せのひとつである。
新しい価値観が次々と生まれている今日、方向転換を求められても慌てず自ら考えて行動をとる力を培って欲しい。中高の時間を受験勉強だけに費やし、椅子取りゲームのような大学受験を目指すのではなく、学力を身につけながら、ひとりひとりに自分の人生の椅子探しをしてほしい。

と言ったものでした。
志望校選びの際に知人から聞いた「出る杭を伸ばす」の言葉が思い出され、生徒それぞれの個性を大切にする茗溪学園らしさに触れることができた瞬間でした。

また、式典での音楽も思い出のひとつになりました。
一昨年卒業した39回生の校歌斉唱(録音)が素晴らしかった!ゆたかな四部合唱に充実した学園生活への思いが込められているように感じられました。
そして、室内楽部の歓迎演奏では、足元や膝の上で静かにリズムをとる保護者の方々の様子がとても和やかで、これから共に学園に関わっていく皆様とこのような場を共有できたことが嬉しかったです。
6年後、本日同席された皆様と我が子らが歌う四部合唱を聴く日が来るのでしょう。

多感な時期をこの学園で学び、友と出会い、関わり合い、励まし合い、信じ合う。日々経験を積み重ねていく我が子が見つける人生の椅子はどんなものなのか、楽しみにしながら長い目で見守っていきたいと思います。

最後に、コロナ禍の中、配慮に配慮を重ね、このような式典を催してくださった先生方に心より感謝申し上げます。

入学式会場