「平成22年度の活動を振り返って」-パンボランティア委員長

父母会ホームページ委員会では、平成22年度の地区父母会長、学年委員長、事業委員会委員長各位に、「平成22年度の活動を振り返って」をテーマとした原稿を依頼いたしました。ご多忙の中、多くの委員長より原稿をお寄せいただきましたので、順次ご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは、パンボランティア委員長の安達麻子様よりのものです。

平成22年度 パンボランティア委員長 安達 麻子

一年前の役員決めの日、自らパンボランティア委員に手を挙げたのにもかかわらず、実際パンボラ委員とはどんな仕事をするものなのかよくわかっていなかった。過去2年間、数回パン販売のお手伝いをさせていただいただけで委員はいったい何をすれば良いのか、初対面の方の中でオロオロしていた。その上、委員長に指名されてしまったので、頭の中は真っ白になってしまった。

私は6年生の委員さんとペアになり、7月から10月までのパンボランティアを募集し担当者を割り振るという仕事をした。「いつも同じ方ばかりの申し込みで人数を確保するのが大変」と聞いていたのだが、思ったよりたくさんの方が快く引き受けてくださりとってもうれしかった。


パン販売のお手伝いは放課後3時過ぎから4時半までなので、お仕事をされている方、小さいお子様のいる方はなかなかできないのが現状だ。来ていただける方は皆時間をやりくりし、多いときは月に2回以上立ってくださることもあった。それなのに「いつでも声かけてね。誰もいなかったらやりますよ。」と優しく声をかけてくださる方がたくさんいた。委員をやっていて、そんな一言にとっても励まされた。

栄パンの販売員さんと一緒に立ちパンを売る中学棟昇降口は、子供たちの笑顔でいっぱいだ。お財布の中の小銭をかき集め、あるときはお友達から少し借りたりして部活前の腹ごしらえをする子たちがいる。ダイエット中だからと、チョコとクリームの入ったパンを買うのを躊躇している子もいた。販売員さんと子供たちの会話は聞いているだけで笑顔になる。そんな光景を間近で見られるのも、パンボランティアの喜びの一つだろう。

そんな笑顔いっぱいのひとときを、たくさんのご父母に見ていただきたい。
おなかがすいた時においしいパンが食べられる幸せを、子供たちにはかみしめてもらいたい。
パンボランティア委員の仕事はただ担当者を決めることだけではなく、そんな素敵なひとときを味わってもらえるように橋渡しをすることでもあるのだろう。パン販売が続くかぎりボランティアもずっと続いていけるよう、今後もお手伝いしていきたいと思う。

いつもおいしいパンを販売していただいている栄パンさんに、こころから感謝したい。