土浦石岡地区父母会は、父母会員数185名(生徒数207名)を有する茗渓学園最大の地区父母会です。
当地区父母会は、地域内の会員相互の親睦や、茗渓学園との連携の緊密化、そして地域内での学園行事の支援を目的として運営されています。具体的には、年に6回の役員会(役員約30名)と、新入生父母の歓迎会や6年生父母の送別会、12月に講演会、また、毎年6月には、総会と懇親会を開催しています。
今年度は、6月21日に地区父母会総会を土浦市内のマニフィカにて開催、約100名の父母と、茗渓学園から山本教頭先生をはじめ、各学年の先生にご参加を頂きました。茗渓学園の近況や各学年の様子について先生方から報告があり、また父母からも様々な質問がありました。総会の後では、懇親会が行われ、終始和やかな雰囲気のなかで、父母同士、また先生方との親睦をはかることができました。
また、平成20年12月6日、茗渓学園大教室において、自分の健康は自分で守ろうをテーマに開催した講演会には、約60名の父母が参加し、講演内容をもとに栄養学を中心に食生活を改めて考えなおす一日となりました。
講演会内容
テーマ ―自分の健康は自分で守ろう―
演題:
第1部「脳を守り、育てる栄養学」
第2部「心と身体を癒すハーブの世界」
講師:野本篤志先生
(NPO法人緑の風ヘルスサポートジャパン常務理事、薬学博士、薬剤師、日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト)
野本篤志先生は、「自分の健康は自分で守ろう」を合言葉に生活習慣予防セミナーやストレス解消セミナーなどを各地区で開催し、生活習慣病の発症予防を啓発すると共に、がん体験者とその家族の会「ラポールの会」を立ち上げて、元がん患者の再発・転移予防に取り組んでおられます。
第1部「脳を守り、育てる栄養学」では、心と体を支える4つの環境として、学校環境・社会環境・家庭環境・体内環境を挙げ、特に体内環境については、正しい生活習慣と正しい栄養を取ることが大切だと述べられました。
日本人の死亡原因の1位は「がん」。2人に1人はがんにかかり、3人に1人が死亡するといわれ、いまだに増加傾向が続いています。しかし、アメリカでは10年ほど前から、がん死亡率が低下しています。その背景には、約30年も前から「食生活の乱れを改め栄養の見直しを図る」という国を挙げた取り組みがあるからだそうです。病院でせっかく治療しても退院後に以前と同じ食事や生活習慣を送っていれば、再び病気になるリスク(危険)が高まる。治療が終わって家庭や職場に復帰してから、自分の体をケアして再発や転移を防ぎ、健康で心豊かに生活するためにも食生活が大事だと力説されました。
砂糖・食用油・有害ミネラルなどの摂りかたや危険性を講演して頂いた第1部終了後、なごやかなティタイム(ハーブティ)を挟んで、第2部「心と身体を癒すハーブの世界」のご講演頂き、健康の維持・増進や疾病の予防・治療に役立つメディカルハーブについて、また、ハーブの身近な利用法等の説明後、自分で作れるアロマバスソルトとアロマミストの実技指導が行われ、参加者も体験。終了後、多くの参加者よりとてもためになった講演会でしたと意見が寄せられました。