第1回32回生父母オリエンテーリング大会

20081025-01-ktai平成20年10月25日(土) 、32回生父母会主催によるオリエンテーリング大会を開催しました。フィールドに出る前に第2食堂2階で行われたオリエンテーリング事前講習会、その後、茗溪学園に隣接する赤塚公園にてコンパスと地図を片手にオリエンテーリングを体験しました。当日は、心配された天候も回復し、父母82名、兄弟20名(2~12歳)の合計102名もの参加者で賑わいました。その模様を紹介します。
「出会い、不安・・・そして笑顔」

平成20年度2年学年委員長 赤松 恵

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「えーとですね、スタート地点から初めのポストまでチーム全員で行って、その後一人ずつに別れてそれぞれのポストを目指し、最後のポストでまたチームのメンバーと合流し、チーム全員揃ってゴールに帰ってきます…。」と聞いた途端、一人一人の責任の重大さを感じとったのか、真剣な顔つきになった父母達。第1回32回生父母オリエンテーリング大会は、柴田校長先生によるコンパスの使い方と地図の見方の講習会から始まりました。ぎりぎりまで雨の予報だった天気も、父母の熱意が届いたのか朝には雨は上がり、総勢102名の父母と子供達が赤塚公園に集いました。コンパスの練習では、進む方向が皆と正反対を指している方が数名いて、ちょっと心配が残る中、スタート!


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制限時間内で決められたポイントで合流して次のポストを目指すという方法や、公園内に設置されたポストをすべて地図上に記載する方法などで、1時間半ほど赤塚公園内を歩き廻りました。数名の方のチェックシートにはなぜかミスがあり(校長先生のしかけた罠ではありません)、時間ぎりぎりの方もいましたが、皆、無事にゴール!!
さて、なぜ今回突然、父母のためのオリエンテーリング大会?私は里キャン、筑キャンとも父母のボランティアとして参加して、そこで茗溪のオリエンテーリング(OL)というものを知りました。“半端ではない”ことを、です。
里キャンでは自分自身地図を読み間違えたばかりに、立哨ポイントが判らず、山一つ下って登るという羽目に陥りました。また、準備と言われて校長先生と里美の山に入ったお父さん達は、泣きそうな程ぐったりして戻ってきました。なんと斜面の草を刈り、新たな道を作って来たとの事。そう、茗溪OLは道なき道を歩むのです。
今までやった事があるOLの様に道なりに進めばポストがある、というものではありません。コンパスで方向を測り、地図上のどこに自分がいるのか把握しないといけません。うっかりすると逆方向に行ってしまうことも。実際今年の筑キャンでもいました、遭難者?
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これは面白い!という事で、キャンプに行けなかった父母も是非体験し、茗溪OLを少しでも味わって頂きたいと考え、今回のオリエンテーリング父母会を計画しました。通常の父母会では、なかなか他の父母と話す機会がないのですが、OLでは初めて会う父母とも歩きながら気軽におしゃべりも出来ますし、何よりチームの仲間で協力しないとゴール出来ません。また、小さいお子様がいてなかなか参加できないお母さんにも気軽に参加してもらえましたし、父母同士交流を深め、さらに茗溪学園での生徒達の活動を少しでも味わう事で、親子の話題のきっかけ作りになったのではないかと思います。
それにしても一番楽しそうだったのは校長先生でしたでしょうか。校長先生始め、色々ご手配くださった島先生、朝から急遽ポスト付けに走ってくださった芥川先生、他多くの先生方や父母の皆様、ご協力いただきましてどうも有難うございました。
最初はコンパスを片手に不安顔だった父母の皆さんも、終了後は、もっと難しいのをやりたい!と向上心そして笑顔に溢れていたのには驚きと感動でした。次回はどこまで行きましょうか?
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※里キャン:中学1年生行事の里美キャンプ、筑キャン:中学2年生行事の筑波山キャンプ
※「OL」の語源:ドイツ語「Orientierungs Lauf(方向を定めて走るの意)」