茗溪学園バドミントン部紹介

茗溪学園バドミントン部紹介                              バドミントン部父母会
茗溪学園バドミントン部は、茗溪学園創立と同時に設立された部活動で、創部32周年目を迎えました。現在の部員数は中学部、高校部合わせて約80名が在籍し、茗溪学園の中では部員数が多いクラブとなっています。
バドミントン部顧問は、中学部男女監督である黒澤紀久先生、高校部男子監督である小野満哲先生、高校部女子監督である尾島義之先生が担当しています。また、茨城県バドミントン協会からは芳賀一真コーチ、筑波大学バドミントン部からは居関真里子コーチにおいで頂き、子供たちの技術指導にご協力頂いております。
活動場所は主に学校の体育館を使用しますが、他のクラブも使用するため、学校の体育館だけでは練習場所が足りません。そこで近隣の公共施設の体育館を使用しますが、体育館の予約や場所取りなどで部員の父母の協力を頂いています。また、学校近隣の企業の協力で、企業の体育館を利用させて頂くこともあります。
春・夏の合宿や、新年の打ち初めでは、卒業生が応援に駆けつけてくるなど、多くの方々からのサポートを受けており、子供たちもこれに応えるように日々練習に励んでいます。
では、2010年度のバドミントン部の主な活動と、父母の取り組みを紹介します。


-高校総体茨城県予選
茨城県高校総体バドミントン競技は6月4日、那珂市の笠松運動公園体育館で男女団体があり、男子は茗溪学園が2年連続2度目の優勝を飾りました。男子の茗溪学園は常総学院との決勝で、1-2の劣勢から第2シングルス・岡部君(高3)と第3シングルス・永原君(高3)がともに最終ゲームで勝利し、3-2で逆転勝ちをしました。団体戦の決勝戦は、手に汗を握る最後まで白熱する戦いでしたが、多くの父母の皆さんの応援で、選手たちが期待に応えてくれました。男子ダブルスの決勝では、茗溪同士の対決となり遠藤・橋本組が優勝を決めました。2位決定戦では、永原・岡部組が勝利し、優勝した遠藤(高3)・橋本(高2)組とともにインターハイ出場の切符を掴みました。また男子シングルスでも永原君が優勝、岡部君が準優勝でインターハイ出場を決めました。
茗溪学園の勝敗(団体戦)
男子  茗溪学園 3-0 霞ヶ浦、茗溪学園 3-0 石岡一、茗溪学園 3-0 下館二、茗溪学園 3-2 常総学院
女子  茗溪学園 3-0 土浦二、茗溪学園 3-0 下妻一、茗溪学園 3-1 藤代高、茗溪学園 1-3 常総学院
尚、高校総体茨城県予選の団体戦の上位校の順位は次の通りでした。
1位       2位       3位     3位
男子  茗溪学園   常総学院   竹園    下館二
女子  常総学院   石岡一    土浦湖北  茗溪学園

-美ら島沖縄総体2010
高校バドミントン男子は、7月28日から8月3日までの予定で、沖縄県糸満市西崎総合体育館、沖縄水産高校などで開催される高校総体バドミントン競技大会に出場しました。
インターハイ出場が決まった瞬間、父母の間でにわか応援団を結成し、インターハイの会場である沖縄へ乗り込む計画を立てたのですが、インターハイ会場は多くの関係者が集まるため、出発間際まで宿泊施設が決まらないなど、落ち着かない時間が過ぎました。しかし最終的には子供たちより設備が整ったホテルを予約することができました。
父母たちは7月28日から30日の予定でインターハイ応援ツアーと称して出かけましたが、こんな時でないと沖縄など行けないということで、応援を理由にちゃっかり観光までもしてきました。短い日程でしたが、父母たちの交流を深めることができ、大変有意義に過ごすことができたと思います。
団体戦1回戦は、豊見城南高校の体育館で、静岡県代表の星陵高校との対戦でしたが、第1ダブルスで試合した遠藤・橋本組が2-0で勝利、続く第2ダブルスの岡部・永原組も2-1で勝利、シングルスの松岡君(高1)も2-1で勝利し、3-0で茗溪学園は幸先よいスタートを切りました。しかし続く2回戦は、福島県代表の富岡高校との対戦でしたが、対戦成績は0-3で敗れ、これまでの対戦相手と違ってレベルの高さの違いを思い知らされました。(富岡高校は男子3位になった強豪チームということが後日わかりました。)
試合が終わった夜には、試合でお疲れのところにも関わらず、小野満先生に顔を出して頂いて懇親会を開きました。懇親会を行ったお店は、沖縄料理が大変美味しいお店で、また、懇親会は大変盛り上がり、南国での一夜は時間が過ぎるのも忘れるほどで、父母たちの厚い結束を改めて確認し合いました。
あっという間のインターハイ応援ツアーでしたが、南国沖縄まで連れて行ってしかも観光の機会まで与えてくれた子供たちに感謝しつつ、次回のインターハイの会場はどこだろうとまだ行けぬのに期待しているのは父母だけでしょうか。全国大会までの道のりは長く厳しいと思いますが、また全国大会へ父母たちも連れて行って下さいね。
-全国私立高校選抜大会出場
全国私立高校選抜大会は、宮城県仙台市において8月26日から29日までの日程で、男子団体戦は仙台市体育館、女子団体戦は宮城体育館で開催されました。 父母たちは茨城県の各地から仙台市まで車をとばし、子供たちの応援に1泊の予定で駆けつけました。
子供たちは暑い体育館の中で、体力の限界ぎりぎりまで力を出しきって戦っていたのが印象的でした。
試合の後の夜は、男子チームの父母応援団と女子チームの父母応援団が合流し、そこに顧問の小野満先生と尾島先生をお呼びして、懇親会を行いました。宿泊で行く応援は、父母と顧問の先生との交流を深める場を作れるので、子供たちの応援とはまた別の楽しみがあります。
男子団体戦(48チーム中30位)
茗溪学園 3-1 東北学院、茗溪学園 0-3 札幌第一、茗溪学園 0-3 愛工大明電、
茗溪学園 1-3 千葉敬愛、茗溪学園 3-1 不二越工、茗溪学園 2-3 土佐高校
女子団体戦(48チーム中31位)
茗溪学園 3-1 宮城選抜、茗溪学園 0-3 岡崎城西、茗溪学園 1-3 昭和学院、
茗溪学園 2-3 細田学院、茗溪学園 2-3 山陽女子、茗溪学園 3-2 京都西
-中学部も全国大会で健闘
日韓交流バドミントン大会は、8月18日から22日までの日程で、那珂運動公園体育館で開催されました。 「日本 1-4 韓国」と、韓国が勝利しましたが、中学部から出場した松田(中3)・浅賀(中3)組は日本チームに初の貴重な1勝をもたらしました。
JOC全日本ジュニアバドミントン大会では、9月17日から20日までの日程で、東海市民体育館で開催されました。 ジュニア新人女子シングルスの部で、酒井(中2)さんがトーナメント戦で3回戦まで進出し全国ベスト32に入りました。
日本バドミントンジュニアグランプリでは、10月29日から31日までの日程で、仙台市体育館で開催され、茨城県選抜選手として松田・浅賀組が出場しました。 茨城県選抜は頑張ったものの、「茨城 0-5 宮城」、「茨城 1-4 京都」と苦戦しました。
全日本中学生バドミントン大会県予選で3位となった酒井さんは、全日本中学生大会茨城県選抜選手に決まり、本戦に出場する予定でしたが、残念なことに東日本大震災の影響で本戦の全国大会は中止となりました。
-茗溪学園バドミントン部龍井杯
バドミントン部員または卒業生の父母によるバドミントン大会が毎年開催されており、昨年も9月3日につくばカピオで開催されました。この大会は、元校長の龍井昇治先生が部員の父母の交流と、子供たちが活動しているバドミントン競技への理解を深めてもらう目的で作った大会で、龍井杯と名付けられ、優勝者には大きなカップが贈られます。
大会の参加者には、日頃実業団や地元のクラブでバドミントンの練習に励んでいる父母もいれば、ルールはあまり知らないのだけれどもおもしろそうなので参加してみようかなという人まで、参加者のレベルはさまざまです。 また、無理せず気持ちよい汗をかけて、お互い親睦を深めることができるのが良いところです。
龍井杯は、卒業生の父母も参加できるとあって、子供が卒業したあとも、この大会を通じてバドミントン部との交流を維持することができ、茗溪学園バドミントン部を忘れられない卒業生の父母にとっては嬉しい行事です。
-バドミントン部父母会総会
バドミントン部父母会総会の会場には、今まで勝ち取った賞状・カップ・トロフィーや、選手の記念写真がずらりと並び、これまでのバドミントン部の活躍の凄さを感じます。また、父母に配布する総会資料には、茗溪学園バドミントン部の創部時から今まで大会出場して上位に入った選手の成績が掲載されており、先輩が作り上げてきたバドミントン部の記録と歴史を感じさせます。
総会の中では、中学1年生と高校3年生の父母の皆さんの挨拶が恒例になっていますが、高校3年生の父母の挨拶では、自分の子供の6年間の部活での頑張りなどの思い出が語られ、感極まり涙を誘う場面があり、感動の一場面となっています。
2010年度は、昨年度に続き男子がインターハイ出場を果たし、茗溪学園バドミントン部にとって記念すべき出来事になりました。今後もバドミントン部のさらなる発展と、子供たちの健全なる成長を願い、支援していきたいと思います。
★2011年4月30日~5月1日に開催された関東高等学校バドミントン大会茨城県予選で、男女とも準優勝し、11年連続アベックで6月開催の関東大会への出場が決まりました。(男子は12年連続出場)
今後とも応援よろしくお願い致します。

(編集/32K江口)