平成16年度「一年間を振り返って」

2年学年委員長 上林正巳

父母会役員の役割は子供達と楽しく過ごすこと? 当たらずと言えども遠からず、でしょうか。あ、もちろん役員でなくともいいんですけど、中学1年の時の里見村キャンプに続いて中2は筑波山キャンプへの父母参加。山中で過ごす子供達の、葛藤、成長、協力、を目の当たりにするのはとっても楽しい思い出となります。学校行事は盛り沢山、桐創祭に美術展、英語劇コンクールに合唱コンクール、続いて凧揚げ大会と….。そっと横から覗き見すれば、我が子あり、友あり。茗溪学園は子供達を本当に伸び伸びと育ててくれているように思えます。子の成長を横目に親は一人寂しく…… いえ、いえ、そうではありません。学校と家庭をつないで、親も楽しく、と父母会があるのです。教育は学校のみでは出来ません。文化の豊かなコミュニティーが豊かな人間性を育てる事が出来ます。家庭はその第一の場です、とて、学年父母会主催のネットワークの講演会も行いました。学級では試食会を始め先生も交えて親の親睦会も盛んに催しました。


これらの中心となってくださるのが学級委員です。学級に限らずクラブ活動でも子供達の行事でも、親が手伝い、子供の成長振りを見る機会は多くあります。これらのお手伝いや、特に学級委員に多くの方が自発的に参加され楽しまれると共に学校、子供、家庭のコミュニティーの場を作っていく事にお誘いしたいと思います。
茗溪学園は私の記憶にある昔の学校と、違いはあるのですが雰囲気が似ています。子供達を育てるために、ただ学校の規制を押しつけるのではなく、自由な雰囲気で考える力を育てようとする。やはり、先生という教育者個々人の力の集まりが大きな要素になっているのだと思います。ただただ不安と恐怖を蔓延させる現代社会の中で、考える力を持たせる豊かなコミュニティーを守り育てる事はとっても大事な事ではないでしょうか。巡り来る春に、親も子供に負けずに伸びて行かねば、と思う今日この頃です。