給食試食会を開催しました

茗溪学園の昼食は、中学生は食堂での給食、高校生になると給食・弁当(購買での購入含む)の選択をすることになります。入学後全生徒がお世話になる給食は父母にとってもどんなものか気になるところです。今回中3の父母による試食会が行われました。その様子を寄稿いただきました。

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内田太郎(中学3年生:42回生)

生徒たちが毎日食べている給食。どんな味なのかついつい気になりますよね? 献立表を見ているだけでも、どんな味か想像が膨らみますよね?
そこで、42回生(中学3年生)の父母会では、父母向けの給食試食会を9月に開催しました。当日は、44回生(中学1年生)の里見キャンプの日にあたり、1年生が普段使っている第1食堂のスペースを使わせていただました。約60人の42回生の父母の参加があり、配膳や片付けも生徒たち同様に行いました。

 

<メニュー>
当日の給食のメニューは、
・セルフ三色丼
・トマトグラタン
・にんじんしりしり
・メロンムース
・野菜クリームスープ
・牛乳

でした。「セルフ三色丼」ってなに?という感じですが、写真のように取り分けられた具材を自分でご飯にのせて食べるスタイルのどんぶりでした。三色丼の具材は、肉そぼろ、いりたまご、青菜でした。にんじんしりしりは、ご存じの方もいるかもしれませんが、沖縄料理のひとつで、細く刻まれたにんじんと卵を炒めた料理です。ちなみに沖縄ではにんじんを切るための「シリシリ器」という道具が売っているようです。野菜クリームスープには多くの具が入っていました。

 

 

<「味」と「量」>
以下は参加した父母の「味」や「量」に関する感想です。
✓彩りよくバランスもとれていておいしくいただけました。
✓中学生男子には少し物足りないかも?
✓三色丼もグラタンも味が濃かった。暑いから塩分多めという気遣いであれば素晴らしい!
✓そぼろの味が少し濃かったとも思いましたが、卵やそぼろがボソボソしておらず、おいしくいただき ました。スープの味はちょうどよかったです。
✓三色丼はそれぞれの具の味がしっかりしており、ご飯が進む味だった。
✓はじめは量が少なめ?と思ったが、食べ進めていくとスープが結構ボリュームがあった。
✓半解凍のメロンムースがおいしかった。
✓(小学校と比べると、)トレーがなく、食器を机の上に直に置くのはどうかと思いました。

 

 

<茶話会>

給食の後はせっかく父母が集まったので、1時間半くらいの茶話会を開きました。茶話会ではクラスごとに、お茶やお菓子とともに子どもたちのことや学校のことなど様々な話題の話をしました。夏休み明けの時期でもあったため、夏休み中の話や部活の話が盛り上がっているようでした。また、担任の先生方にもできる限り時間をとって、試食会や茶話会にご参加いただき、最近の学校の様子や研修旅行の予定など、様々な話題を提供していただきました。
また、試食会や茶話会の中で、給食についてもいろいろと教えていただきました。例えば、「病人食」のようなものがあって、朝電話をすると、ご飯をうどんやお粥にすることができるということを恥ずかしながら初めて知りました。また、献立を決めるためには、調理器具の使い分けを考える必要があるとのことでした。これは、言われてみれば当たり前のことかも知れませんが、改めて聞くと目からうろこが落ちる思いでした。給食だけでもいろいろと生徒たちに気を遣っていただいていることも痛感しました。

 

<おわりに>
普段、生徒たちが食べている食堂で、同じものを、同じ食器で食べることにより、ほんの少しだけですが、普段の生徒の生活が垣間見られました。また、私自身は「給食」を食べるのも30数年ぶりで大変よい機会になりました。皆さんも企画してみてはいかがでしょうか?