平成18年度寮父母会会長
新関 浩

 かつてハウスマスターをされていた先生は、「親元を離れて寮生活を送っている中高生が、日本にどの位いるでしょうか?」とおっしゃいました。貴重な体験を通し、親子共々に学び、考え、行動する時間を与えられる、それが茗溪学園寮生活です。
 寮父母の多くは、海外を始め、学校から離れた所に居を構えています。ともすれば、父母同士のコミュニケーションが欠如しがちになるという状況があります。そのため寮父母会では、情報共有、情報交換の強化に、より多くの注意を払ってきました。今では、年間行事が多いことも寮父母会の特徴となっています。
 四月の新入寮生父母歓迎会、五月の寮父母総会、さらに十月の寮父母懇親会は、例年行われている恒例行事です。寮父母懇親会では、毎年講演会も実施されますが、昨年は専任のハウスマスター制度が導入されたこともあり、各ハウスマスターの方々に、教育に対する理念や学寮の感想などについてお話し頂きました。また、十一月には、秋の収穫祭という催しを行いました。これは、「寮生に季節感を味わって欲しい。」という中村校長先生の思いが基となった企画です。親子、ハウスマスター、先生が一緒になり、春に植えたサツマイモを収穫して焼き芋をし、餅をつき、なめこ汁を作り、最後に皆で食するという収穫祭に相応しい一日を過ごすことが出来、参加者も一様に満足した様子でした。
 新体制で走り始めた寮ですが、様々な機会を通し、寮に関わる人々がお互いの理解を深めることにより、子供たちに厳しく、そして優しい茗溪独自の寮が存在し続けるのだと強く感じた一年間でした。
 最後に、忙しい時間を縫って、様々な行事や会合に参加して下さった先生方に、心から感謝致します。ありがとうございました。

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学寮のすすめ [寮父母会]

2005-03-13 09:00
寮父母会会長 金子 豊

 「集団生活の中で社会性を身につけてほしい」「自分の責任で考えて行動できる英知を身につけてほしい」とは、寮生父母共通の想いである。 一方、「寮は恐ろしく暇なところ」とは、かつて寮父母会主催のシンポジウムでパネリストに迎えた寮生OBのA君の言葉である。寮にはテレビもなければゲ―ムもない。通学に費やす移動時間も必要ない。放課後にすることが食事と入浴だけとしたなら、確かに、恐ろしく何もやることがない。ただし、このことが父母の想いを具現化するための大切な要素なのである。
 学校に隣接する環境にあって、放課後の時間を最大限に確保できることは、学寮の大きな利点のひとつである。そして、その利点を子供たちに気づかせて、時間を有効活用する術を育んでくれるのが寮生活である。小学校をでたばかりの子供達が、学寮のメリットを本当に認知できるようになるのは数年の後。もちろん時には日常のトラブルが表面化することもある。そんな彼ら彼女らが、卒寮時には、みんな見違えるように逞しくなり、実力を携えて学寮を巣立って行くのである。

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寮父母会副会長 青木滋延

 平成16年10月3日(日)第12回寮父母会懇親会を開催致しました。
 今年は会場を「茗渓会館」とし、第1部に中村晃三校長先生の講演、第2部を懇親会としました。
 中村先生におかれましては、昨年も御講演をいただいたわけですが、今年は校長として多忙の中であったにもかかわらず、私たち寮父母の要望に快く講演をお引き受け下さいました。
 昨今の社会情勢を鑑みての安全対策や衛生面での改善点、新しい寮運営の方針等、多岐にわたるお話しの中で、特に変わるもの(仕組み)と変らないもの(思想)を、明確に多くの事例をあげて話されたことが強く心に残りました。

 また、第2部では、ハウスマスターの先生方から各フロアーの近況をお話し頂いた後、恒例の卒業生父母代表のスピーチでは照沼さん、大野木さん御両名に6年間でのエピソード、子供達の成長、そして自分たちの気づきについてお話し頂きました。お二人のスピーチは、笑いあり時に涙ありの示唆に富んだものでした。
 また、中川父母会長にも最後までご出席頂いて共に懇親を深めさせて頂き、大変ありがとうございました。

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寮父母会会長 金子 豊

 去る平成15年10月26日(日)、第11回寮父母懇親会を開催いたしました。会場を昨年の「茗溪会館」から今年度は「つくば国際会議場」に移して、皆さんで学寮を考える時間を持つことと致しました。
 開校以来25年余を経て学寮を取り巻く環境は大きく変化しています。商業施設の開発に見られるような周辺の環境変化はもとより、われわれ父母の価値観も年々多様化する一方にあります。そんな状況下、寮内では藤嶋学寮部長をはじめハウスマスターの先生方のご尽力により、日夜新たなる取り組みがなされております。
 こうした数年来の流れの中で、われわれの目に映る一番気掛かりな変化といえば、やはり寮生の減少ではないでしょうか。さまざまな社会要因の変化により入寮志願者が少なくなっているという実情は理解してはいるものの「学寮はこのまま先細りとなり消え去ってしまう存在か。」などと勝手な憶測に及んでしまうことさえあります。
 このような懸念を払拭し、寮生父母が共通理解を深めるために、今回は中村晃三教頭先生に講演をお願い致しました。
 中村先生は、学寮のご担当としていろいろな角度から「寮」についての研究をされており、当日は学寮創設期から18年間に亘るハウスマスターとしての経験談や現在の運営方針に加え、ご自身で訪問調査した他校3校の事例をスライドを交えてお話くださいました。
 テーマ的に若干の緊張感をもって始まった講演会でしたが、お話が進むにつれて茗溪教育における学寮の位置づけを再認識できたこと、また、他校のようすから改めて茗溪の学寮の特色を知ることができたこと、更には一緒に参加された先生方と学寮を考える時間を共有できたことなど、大変有意義な内容になったと感謝しております。
 中村先生、われわれの食い入るような眼差しを浴びながらのご講演お疲れさまでした。どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

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寮父母会会長 金子 豊

 茗溪学園の人間教育の一翼を担っている「学寮」を支援する寮父母会ですが、近年は、寮生の減少に伴い会員数も減少傾向にあります。その背景には、少子化によりできるだけ子供を手元におきたいとする意識が以前にもまして強まっていることや、長引く景気低迷の影響からくる経済情勢の変化により、入寮志願者が少なくなっていることがあるようです。その外には、地元通学圏内の入学希望者が多いことなどいくつかの要因が挙げられます。

 しかし、このような時代だからこそ、社会に巣立って行く子供たちにとって「不自由な生活環境」のもとで育まれる知恵、自立心、協調性がなおもって貴重なものとなり、将来にわたって輝きを放ってくると思えてなりません。

 運営委員会としましては、会員相互の親睦はもとより、学寮の設立理念がひとりでも多くのかたがたに伝わり、ひいてはそのことが会員増加につながることを念頭に抱きつつ、年間行事を進めてまいりたいと考えています。

平成14年度の行事報告

平成14年度の寮父母会および懇親会が10月に茗溪会館にて行われました。第10回の集いを飾る記念事業として、元茗溪学園教諭の古山浩一氏をお招きして講演会を開催いたしました。同氏は、茗溪学園の美術教育の基礎造りに尽力されたかたで、その人間味溢れるアーチストとしての才能には、今でも多くの父母が魅せられています。今回は、5、6年生の父母のラブコールにより、講演の運びとなりました。

 「茗溪学園の思い出」と題した講演会では、在職中の数々の経験談から、創立間もない理想に燃える学園のようすを垣間見ることができ、客観的な立場から語る茗溪学園については、「個人課題研究」が導く子供たちの将来の可能性について、熱く語っていただきました。何れのお話も豊かな表現力とユーモラスな語り口により、会場全体が明るい空気に包まれる中、あらためて茗溪教育の魅力に触れることができました。

 第二部の懇親会では、学寮を担当されるハウスマスターの先生がたから各フロアーの日常のようすをお話しいただきました。また、恒例の6年生父母代表のスピーチでは、内田さん、大橋さんの両名に入学当初からこれまでを回想していただき、6年間でいかにして子供たちが成長するかを語っていただきました。先輩お二人の示唆に富んだお話は、後に続くわれわれに大きな勇気を与えてくれました。

 こうして、第10回目を数える寮父母会及び懇親会は、学寮らしいアットホームな雰囲気のうちに大いに盛り上がり、閉会いたしました。

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