今年のバザーに寄せて

本年度は6月11(土)~12日(日)に茗溪学園桐創祭が行われ、バザーは11日(土)に開催されます。 今年は特に未曾有の災害を目の当たりにした私たちが、助け合う気持ちを形にできる良い機会としてこのような場を活用できたらと思います。
河合バザー委員長より、茗溪のバザーについてと今年のバザーに寄せる想いを寄稿いただきましたのでご紹介いたします。

茗溪のバザー
バザー委員長 河合 佳代

今年度で、バザーのお手伝いは3回目になります。初回はバザーボランティアとして参加し、小学校時代のバザーとの違いに驚きました。ですから、茗溪バザーの様子を少しご紹介できたら、と思います。

最も違う点は、短時間で終わる値札付けではないでしょうか。小学校保護者の頃は、前日までに係が集まり、価格を設定してつける、というものでした。しかし茗溪では当日の朝、バザー委員、バザーボランティアが総出でバザー品を倉庫から出し、各パートごとに陳列しながら、参考価格表を見てその場でどんどん価格を決め、手早く値付けが進みます。外では入場整理券の列ができ、配布が始まります。品出しなど力仕事も多いこの日、お父様方のお力も得てあっという間に会場ができあがります。初年度はその無駄のない動きに大変驚きました。


バザーに関わる方々は90人近くいます。多いようですが、この人数あってこそ当日のスムーズな動きが生まれ、桐創祭でのお子さんの発表も必ず観に行っていただけるよう担当時間を振り分けることができます。
バザーボランティアは、当日のみのお仕事です。バザーの日に初めて顔を合わせますが、作業をするうちにすぐに打ち解けて、学年を超え学校行事等の話に花が咲きます。これもまた、この活動の魅力ではないでしょうか。
一方、バザー委員は2月から活動が始まり、制服、バザー品の回収をしながら当日に向けて準備を進めていきます。私どもも先輩バザー委員の方々の工夫によりできあがった進行表に沿って活動してきました。学園そしてこの活動を通して、父母にもそのエネルギーが受け渡されていくように感じています。

3月11日の大震災以降、バザー委員として何かさらにできることがあるのでは?との気持ちから、いろいろに考えがめぐり揺れ動きました。
しかし、手を広げるのではなく、例年通りの茗溪バザーを滞りなく開催し、少しでも多くの寄付金を集めていこう!ということになりました。
今年度もたくさんのバザー品をお寄せいただきありがとうございます。皆様の善意をよりよい形で届けることができますよう頑張ります。今、間近に迫った桐創祭を前に、仕事を分担し楽しく動いています。2012年度バザー委員へのお申し込みも随時承っております。

今年度の茗溪バザーがさらに活気あるものになりますよう、皆様のお力をいただき盛り上げていきたいと思います。どうぞバザー会場へ足をお運び下さい!