2010里美キャンプボランティア体験記

2010里美キャンプボランティア体験記
35回生父母 里美キャンプボランティア一同
平成22年9月4日~6日の3日間、35回生(中学1年生)里美キャンプ が行われました。
キャンプボランティアに参加した父母の体験・感想を、川柳/短歌にて表現して頂きました。
  
『来てみれば 我が子がふえる ボランティア』
今回が私にとって初めての茗溪ボランティア体験です。出発前は、娘のクラスの様子が分かればいいなと参加しました。しかし、短い間とはいえ寝食まで共にしていると自然とどの子にも親しみがわき、自分は35回生全員のサポーターなのだなと気付かされました。これからは、全ての子の成長が楽しみとなることでしょう。
『三日間 ただひたすらに お湯沸かし 子供らのため 麦茶を作る』
木陰に入ると とてもさわやかな風が吹く、標高650mの里美キャンプ場で、熱く燃え盛る大鍋3つと格闘しながら、一心不乱に麦茶を作り、冷やし続けた3日間。その量600リットル以上、ほぼ完売し、おいしそうに飲み干す35回生の姿を目にして、心地よい充実感とともに、心身ともにリフレッシュできました。35回生、ボランティア、先生に感謝。


    
『美味しいな! みんなの笑顔が まぶしくて 三ツ星よりも 最高の味!』
皆が一生懸命に食事の用意をしている姿に感動しました。グループごとに協力して本当によく頑張っていたと思います。ゲストとして食事を頂いて、どんな高級レストランにも負けない美味しさを味わえて、本当に幸せでした。笑顔と楽しいお話も聞かせてくれて、素直な35回生の様子が良く解りました。3日間ありがとう!
『いただきます 今日のご飯も おいしいよ みんなの笑顔 何よりのスパイス』
本当においしいですか? と不安げな女子。何も言わずに黙々と食べる男子。お母さんの作ってくれる食べ慣れたご飯と比べているのかな? でもね、みんなが心を込めて一生懸命作ってくれたご飯は、今まで食べたどんな料理よりもおいしかったよ。みんなでおいしいね、と言って食べることの幸せ、きっとみんなも感じていたよね。
『初めての 飯盒ご飯 舌鼓』
私のお世話になった班はとても良かったです。最初の食事のカレーでは、私のわがままでお肉が食べられない事を告げると、次の食事からは「お肉は除いてあります」とか「ウインナーは大丈夫ですか?」「サンドイッチは好きなものを挟むようにセルフにしました。」などと気を遣ってくれました。そんな心遣いに感激しました。美味しい食事をありがとう!
『里キャンで 協働するさま 垣間見る 家とはちがう 笑顔まぶしい』

    
人生初のキャンプは、忘れられない素敵な思い出となった。
子供たちが心をこめて作ってくれた食事は、とても美味しかった。風呂無し生活は、思ったほど苦痛ではなかった。きっと充実していた3日間だったからだろう。子供たちと父母たち、そして先生方との絆を深めることができた素晴らしい時間をありがとう!
『薪を割る 心にひとつの 迷いなく ただ無心にて 薪を割る』
薪を割る、割る、割る。彼にとってきっと初めての薪割り体験だったのであろう。傍らで見守る父ボラの目も気にせず、一心不乱に薪を割る。何かに取り憑かれたように薪を割る。そしてその薪が割り箸よりも細くなったとき、彼は満足げに薪を抱えて去っていった。その時既に彼の班の調理が終わっていたとも知らずに。
『薪割りに 戸惑う子供 木屑飛び 見守る親の 心臓はねる』
オリエンテーリングがほぼビリだったのを、ある男の子が自分のせいと落ち込んでいる。口々に励ます他の子たち。食事が出来る順番は真ん中なのに、お片付けはほぼ最後と、あまり要領が良くない子供たち。でももっと大事な思いやり、優しさを持っている。要領なんてそのうち身につくから、今の優しさを失わないでと願い、私のキャンプボランティア体験は終了した。
『かまどでも キャンプファイヤー 楽しいな』
『レシピどこ 結果オーライ 出来上がり』
『どうやるの 缶切りマッチ 過去のもの』
薪割りも火起しも一生懸命な子供たち、ただ加減を求めるのは少々無理、火柱立つかまどはまさにキャンプファイヤー状態。煙に燻されながら、レシピより勘が大事と調理、ここでも主導権は女の子。缶切りなど初めて扱うようで食の細さと同様気になりましたが、「思い出も帰りのバッグに詰め込んで」里美の夏は終わりました。
『薪を割り 上る火柱 何作る? 料理はすでに テーブルにあり』
いつまでも薪割りに興じる子供たち、「火が消えません」と行ってみると、くべたばかりの薪に火柱が2m近く、他の子はすでにテーブルで料理を並べていました。火遊び? 火をみると気持ちが高揚するのは親も同じ? 父ボランティアのひとりも、キャンプファイヤーでは別人の、驚きのパフォーマンスでした。親も楽しい里美キャンプでした。
      
3日間でしたが、お互いを助け合いながらのオリエンテーリング、また鉈の使い方にも調理にも慣れていく姿を見て成長を実感しました。キャンプファイヤーでは一人一人のときとは違った、集団になることによるパワーに圧倒されました。今後も子供たちがいかに生き生きと自分の夢に挑戦するのかを、見守っていきたいと思います。
『自らの  若かりし頃  思いつつ  キャンプファイヤー  子らと楽しむ』
2学年上に在籍している姉の里美、筑波山キャンプもボランティアで参加しました。キャンプファイヤーで、キャンプに対する生徒たちの思いのすべてが集約されているように毎回感じています。今回も同じ思いで子供らも見、そして私自身も昔に戻って楽しむことができました。ありがとうございます。
『火に集う 子らの瞳が 輝いて 時を忘れて 我も楽しむ』
キャンプファイヤーの炎に集う子供たちの活き活きとした姿に、懐かしい想いに包まれながら、堂々とした子供たちのパフォーマンスにも頼もしさと、茗溪生の団結力!を感じました。先生方、父母ボラが加わり、さらに大きな輪の中で無邪気に踊れる自分に照れつつも、里美キャンプ一番の感動のひとときでした。
『輝く笑顔 君たちは皆 全力少年』
なんといってもキャンプファイヤーフィナーレの大合唱。コールが挙がるも指揮を拒否するある男子生徒。同じ部の仲間達に囲まれて中央に導かれ、やがてそれを全員が取り囲み始まった大合唱。中央に高く持ち上げられた彼と囲む子供たちのキラキラした笑顔とすごいパワー。爽やかな感動を与えてくれた35回生、君たちは本当にすばらしい!!
『夏の夜に 暑く燃えたる 心と火』
子供たちが普段の生活では経験しない事にチャレンジして、何とかやりこなしている姿を見て、子供たちの吸収力の高さを感じました。キャンプファイヤーは生徒が一体となって積極的に盛り上げて、感動的な素晴らしいイベントになりました。生徒たち一丸となって頑張っている様子を見て、先々の成長が楽しみになりました。
      
お天気に恵まれた2泊3日のキャンプ、楽しく過ごさせてもらいました。子供たちに囲まれ私も童心に戻り、きれいな星空に感動し、キャンプファイヤーで盛り上がり、朝のラジオ体操では誰よりも張り切り、誰よりも先生方の話を聞いていたような気がします。こんな中学生だったら今頃は何か違っていたかな? と、思わず苦笑いです。ゲストとして参加させていただき、子供たちの日々、時間単位に成長する姿を身近で見ることが出来てとても嬉しかったです。先生方の見守る姿勢、その温かさの中で成長していける彼らを羨ましく思います。私たち父母も先生方と共に35回生のみんなを見守り、共に成長していけたらと思います。
『二夜ともに 空には星が 輝けり』
今年は天候に恵まれ、2日間とも夜には美しい星空を見る事ができました。星の観察の時、「うわぁーすげえ! 本物の天の川が見れるなんて、俺初めて!! 」と感動している子がいました。こういう感動の積み重ねが子供たちの感性を豊かにしていってくれるのだろうと感じました。そんな感動があちこちで輝いていた里キャンでした。
『里山に 響く歓声 陽も笑う』
『てきぱきと 指示だす女子の 逞しさ キャンプにあらわる 家庭の縮図』
母ボラの主な仕事は、野外炊飯の見守りです。240余名の子供たちが一斉に活動する様子は圧巻です。手際の良い班は、しっかり者の女子が次々指示を出します。火おこしから今にも火遊びへと移行しそうな男子も、言われると協力を惜しまず活動します。その様子が、まるで我が家のようだ・・・と苦笑する父ボラがたくさんいました。
『ほんとうに 団結したのは 父母の方?』
本来ならば子供たちの様子を見守り、テーマである「団結」の大切さを気付かせるのが目的であったと思いますが、子供たち以上に「団結」してしまったのは、もしかしたら「父母」の方なのかもしれません。皆さんと共に過ごした時間は、なぜか懐かしく、心強くも感じました。これからも宜しくお願い致します。
『忘れません! 3男3女の おもてなし』
3日間の里美キャンプに参加して、子供たちはもちろんのこと、先生方、ボランティアのお父さん、お母さんとの交流がぐっと深まりました。驚いたことに、子供たちを追う自分の視線が我が子ではなく、毎日一緒に食事と談笑を重ねた班の、3男3女に注がれていたのでした。謝謝再見

35回生父母 里美キャンプボランティア一同