一年を振り返って

平成19年度6年学年委員長 平沼ゆり

6年生の父母会活動は卒業式後に行われる「卒業パーティー」が主なものでした。
例年の卒業パーティーは、オークラフロンティアホテルまたは国際会議場で行われていましたが、27回生は生徒数が多く、例年より100人程度多い700名弱の参加が見込まれるため、会場側からは、収容定員を大きく超えてしまい、開催は困難との判断でした。結局、先生方と相談の上、第2食堂をお借りして開催することになりました。
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第2食堂での卒業パーティーは大成功で、来賓の方をはじめ、先生方、父母からもお褒めの言葉をたくさんいただきました。


もともと第2食堂はとてもきれいな作りで使いやすいこと、ケータリングを「ラ・フォレスタ・デ・マニフィカ」にお願いし、お料理から会場設営まで、とても親切に丁寧にやっていただいたこと、実行委員のアイディアと工夫、そしてパーティーを盛り上げてくれた27回生の生徒たち、が成功の基だったと思います。
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会場が学校の食堂に決まった時、生徒や父母から失望の声も聞かれ、参加してくださるかも心配でしたが、例年を越えるくらい大勢の参加をいただきました。
テーブルの移動等の作業はありましたが、綿密な計画と父母のボランティ協力のお陰で、短時間で作業は済みました。テーブルフラワーは父母が生けました。パーティーのメイン看板は生徒の書です。プログラムは父母の協力により、素敵な和紙表紙になりました。一つ一つを父母、先生、生徒が協力して作りました。そして、パーティー当日、素晴らしかったのは生徒たちでした。混雑した会場で、後ろの人が見えるように、適宜坐ったり、よけたりする自然な心使いに、来賓の方からお褒めの言葉をいただきました。パーティーを楽しく盛り上げてくれた生徒たちを誇りに思い、感謝して終わることができました。
今回は会場への移動時間がない分、最後のホームルームがゆっくりできましたし、パーティー終了後、夕方遅くまで、友達と名残を惜しむ子どもたちの姿が学校にありました。ホテルでのパーティーなら、これから経験することもあるけれど、母校でのパーティーは一度だけ、そして茗溪での最後の日をゆっくりと過ごすことができたのも、食堂でのパーティーだったからだと思います。
卒業パーティーが27回生の素敵な思い出の一つになってくれたとしたら、これ以上の幸せはありません。