「吹奏楽部 定期演奏会の開催」

今回、昨年12月4日に開催された吹奏楽部「定期演奏会」について、吹奏楽部父母会の方よりご寄稿いただきました。コロナ禍で延期されていた演奏会開催までの保護者の思いや先生方のご尽力、ホール開催に向けて諦めずに努力する生徒たちの熱い思いが伝わってくるご寄稿です。ぜひご覧ください。

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茗溪学園吹奏楽部父母会 42回生(高2)保護者 山本

中高の6年間は、その時しかできない大切なことがぎゅっと濃縮された貴重な時間。
新型コロナの影響により、多くの貴重な機会が子どもたちから奪われてきたことに心が痛みます。

思い返すと、吹奏楽部の活動も多難でした…。

2020年夏の定期演奏会は、例年のつくば市ノバホールではなく、観客を関係者に絞った上で学校の第二食堂での開催。同年12月のクリスマスコンサート、翌年6月の文化祭はオンライン配信でした。
入部したての低学年の生徒さんは演奏機会が少なく、親御さんも生の演奏を聴くことができない時期が続きました。

そんな中で開催が予定されていたのが、2021年8月 つくば市ノバホールでの定期演奏会でした。
同年6月の文化祭が好評だったこと、久々のホール開催ということで、子どもたちも張り切っていたようでしたが、その演奏会までも、開催2日前にコロナ第5波の影響で延期。
校長先生はじめ顧問の先生方からは「中止にはせず何らかの形で必ず開催する」とおっしゃっていただいたものの、この時点で子どもたちの我慢と緊張の糸が切れてもおかしくはなかったのでは、と思います。

オンライン授業が終わり、10月頃から少しずつ部活も再開されましたが、練習場所・練習時間が限られた状況が続きました。
学校行事も流動的な中で再演日や場所を決めなければならず、顧問の先生方も苦労されたことと思います。
ただ、「なんとかお客さまを招いてホールで演奏したい!!」という子どもたちの強い気持ちに押され関係者の皆さまのご協力のもと、12/4(土)大昭ホール龍ケ崎(龍ケ崎市文化会館)での定期演奏会開催に至りました。

ホール側から檀上の演奏者の人数を制限するよう要請があったり、交通の便がやや悪かったりといった制約もありつつ、結果として300人を超えるお客さまにご来場いただくことができました。
そして、子どもたちはお世辞抜きにとても気持ちのこもった素晴らしい演奏、生の音を聴かせてくれました。

顧問の先生方には、難しい状況下での判断が必要な中で開催に向けてご尽力いただき大変感謝しております。
確実に部員の皆さんの成功体験と大きな自信につながったと思います。

この演奏会をもって42回生は引退し、部活運営は43回生に引き継がれました。
今後とも、吹奏楽部の演奏をどうぞお聴き逃しなく。
必ずや彼ら彼女らの“音”から元気をもらえることを保証します!

集合写真