柏・流山・野田地区父母会 講演会報告

昨年の柏・流山・野田地区父母会についてのご報告を、定松宣義会長よりいただいておりましたので、ご紹介いたします。

柏・流山・野田地区父母会会長 定松宣義(33回生父母)

柏・流山・野田地区父母会では、去る平成24年10月21日(日)に、毎年恒例の講演会を開催いたしました。

今回は、33回生学年主任で数学担当の尾島義之先生をお招きして「面白いってどういうこと?~たまには数学で息抜きを~」と題して、ワークショップ形式にて、会場の参加者も一緒に考える形態の講演会を開催し、大いに盛り上がりました。

会場には、グループ毎に並べられた机、その上には紙とペンが予め用意されていて、それを見ただけで「わー、今年は何するの?数学なんてすっかり忘れたー。」と言うような参加者の声があちらこちらから聞こえてきました。

約80名が参加して、尾島先生からいくつかの問題が出され、それぞれのグループで活発な取り組みが行われました。なかなか出ない解答、誰か一人の助言から解決につながったグループ。問題の裏を読もうとするグループ。それぞれがそれぞれの進め方で解答に導く姿がありました。尾島先生からの解答・解説が始まると、「あーそうか、うーん、」などという声も聞こえてきました。

数学の問題を解いたあとは、次は何と、「万葉集」の歌のお話でした。数学とは一体どんな関係なんだろうかと会場の人たちも不思議な気持ちになったところで、わかったことは・・・。

実は、尾島先生のお話の目的は数学を解く(解ける)ことだけではなく、「『考え方』を考える」ことでした。万葉集の内容は紙面の都合で割愛しますが、ものの考え方として、そのまま考えるのでなく「小さい物は大きくして」「大きい物は小さくして」。要は、「目先のものに目を奪われず、視点を変えることによって目の前が明るくなったり別の意味を持ってきたりする。」という「考えることの大切さ」でした。

今回、数学と万葉集と言う全く違うジャンルから、「解く」ことを「説いて」いただいたように思います。

尾島先生におかれてましては、海外研修帰国後3日目のお疲れの中での講演会。にもかかわらず、楽しいお話をいただきました。これに懲りず、また色々なお話を聞かせていただければうれしいです。

本当にありがとうございました。